オルタナティブ(代替)資産の運用最大手、米ブラックストーン・グループは、2年前に設立した自社のヘッジファンド、センフィナ・アドバイザーズを閉鎖する。今年の運用成績はマイナス24%に低迷している。

  センフィナの運用資産は18億ドル(約2120億円)で、ポートフォリオマネジャー11人のグループの中で資産配分して運用しているが、リターンは先月だけでもマイナス6%だったとブルームバーグは今月報じた。ブラックストーンは2014年に複数の運用者による同社初の自前ファンドとしてセンフィナを設立したが、この新しい試みは短命に終わることとなった。

  ブラックストーンの広報担当、ポーラ・チャーハート氏は電子メールで配布した発表文で「ロング・ショート戦略型ヘッジファンドの16年の市場環境は前例のないものだった」と述べ、「われわれは投資家の資金を守るため、投資家にとって最大の利益になることを実行した」と説明した。

  センフィナは昨年、運用成績で上位層に入り、リターンはプラス21%と、ブルームバーグがまとめた運用資産10億ドル超のヘッジファンドで8位に付けていた。しかし今年の成績は2月にマイナス17%に落ち込んだ後、4、5月はプラスとなったものの持ち直してはおらず、先月も米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利後の動きを読み誤って苦戦していた。

  同ファンド閉鎖についてはロイター通信が20日に先に報じた。

原題:Blackstone Closes Senfina Hedge Fund After Losing 24% in 2016(抜粋)

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