ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は排ガス不正をめぐり、排気量3000ccのディーゼルエンジンを搭載したアウディとVW、ポルシェの各モデル、計約8万3000台の修理または買い戻しで米国の車両所有者および米当局と合意に達した。米環境保護局(EPA)によると、VWには約10億ドル(約1180億円)の負担となる。

  今回の合意は2009年以降に発売された一部の高級モデルが対象で、排ガス不正問題の重要な部分が新たに決着することになる。

  カリフォルニア州大気資源局(CARB)と米司法省の声明によれば、VWが負担する約10億ドルには、環境被害緩和のための費用2億2500万ドルと排ガスを出さない車の利用を後押しする2500万ドルのコストが含まれる。米国とカナダでVWが応じる負担額は190億ドル余りに増える。

  VWのディーゼル車に部品を供給していた独ロバート・ボッシュの負担も今回の合意に含まれる。同社は最終合意が裁判所に提示されるまでは具体的な条件は公表されない可能性があると説明した。

  VWの米部門広報担当のジャニーヌ・ジニバン氏は、詳細について詰めの協議が続けられている車両の所有者と最終合意に達するまでは金額に関するコメントを控えると述べた。排ガス試験で不正のあった排気量2000ccのディーゼル車をめぐっては、米当局および車両所有者との補償を含む合意を米連邦地裁が10月に最終承認した。

原題:VW Reaches Deal for Emissions-Cheating Audi, Porsche Models (4)(抜粋)

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