米フリーポート・マクモランやスイスのグレンコアなどの鉱山会社の株価が昨年下落する中、JPモルガン・アセット・マネジメントの「オールド・ミューチュアル-JPM天然資源ファンド」は鉱業株の保有を継続することを選択した。現在では金属相場が弱気から強気に転じ、その恩恵を受けている。

  同ファンドの今年のリターンはプラス79%と、ブルームバーグが調査対象としている北米と西欧の競合ファンド150本のうち3位。同ファンドが保有する主要株式の一つであるグレンコアの株価は昨年70%下落したが、今年は3倍に上昇。ほぼ同様の下落を示したフリーポートは今年、2倍に値上がりしている。

  JPモルガンで天然資源資産25億ドル(約2900億円)相当の運用に携わるジェームズ・サットン氏は、「昨年末と今年1月の2週間の暗黒の局面でも、市場関係者が破滅すると考えていた鉱業株を保有し続けた」と述べた。

  債務とコストを削減したことで、金属価格と需要の回復による恩恵を一層受けている鉱山会社への投資家の関心は高まっている。シティグループとバンク・オブ・アメリカ (BOA)メリルリンチは、鉱山業界の回復継続について楽観的な見方をしている。モルガン・スタンレーは来年選好する金属として亜鉛やニッケル、アルミニウムを挙げ、それぞれの価格見通しを引き上げた。
  
原題:JPMorgan-Led Fund Shines as Glencore Survives ‘Darkest Days’ (1)(抜粋)

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