ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者であるレイ・ダリオ氏は、トランプ次期米政権の下では、1979年から82年にかけて米国と英国、ドイツが経験した「社会主義者から資本主義者」への政権シフトよりも著しい経済的な変化が起きる可能性があると指摘した。

  ダリオ氏は19日のリンクトインへの投稿で、トランプ次期米大統領をサッチャー元英首相やレーガン元米大統領、コール元独首相になぞらえ、次期米政権は税制改正や財政支出で測れるよりもはるかに大きな影響を米経済に与えかねないと主張。トランプ時代は「アニマルスピリット」に火を付け、生産資本を呼び込むことができるだろうとの見方を示した。

  ダリオ氏は「全体として見れば、ディールメーカーのビジネスマンが政権を運営することになる。彼らの大胆さは、新たな4年間を信じ難いほど面白くすると同時にわれわれ全員を気が抜けない状態に置くことはほぼ間違いない」と予想した。

  さらに次期政権の主要ポストに指名された人々は、60年代以降の大部分の政権よりも政治経験に乏しいが、ビジネス経験は圧倒的に豊富だと分析。利益を生む人々は、今のような「力が制限された悪役」ではなく「著しい力を持つヒーロー」になる公算が大きく、そのような環境の下では、現金をリスクの高い資産に移す投資家の動きが非常に顕著になる可能性があると予測した。

原題:Trump Administration ‘Hell-Bent’ to Make Big Changes, Dalio Says(抜粋)

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