19日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が小幅高に転じる展開。10年債利回りがこの日の最低水準から上昇するにつれ、ドル買いが入った。日本銀行の20日の金融政策決定会合を控えて、円は上昇の勢いが弱まった。

  クリスマス休暇と年末年始を前に取引が細り、ポジション調整やヘッジ取引が中心。流動性は平均を下回り、相場はもみ合いに終始し、方向感は定まらなかった。

  10年債利回りの上昇はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が影響したとみられている。議長は経済成長がようやく大半の米国民の生活水準を押し上げつつあると指摘。「労働市場はここ10年近くで最も力強い状況になりつつある」と発言した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.1%上げて1270.08。ドルは対円で0.7%安の1ドル=117円09銭。円が主要10通貨全てに対して上昇し、ドルは116円55銭まで下げる場面もあった。対ユーロでのドルは0.5%上昇の1ユーロ=1.0402ドル。

  ロンドンとトロントのトレーダーによると、新規ポジションを取るというよりもリスク回避が主になっている。ロンドンのあるトレーダーによれば、銀行株取引のトレーダーはリスクを抑制する傾向にあり、マクロ系ヘッジファンドなど長期的な視点の投資家は引き続きドルを小幅の買い持ちにしている。

  ドルはトルコ・リラに対し、一時1%上昇した。アンカラではロシア大使が撃たれて死亡した。

原題:Dollar Rebounds to Small Gain in Thin, Choppy Session(抜粋)

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