19日の米国株式市場で主要株価指数は小幅上昇。記録的水準に上昇したこの1カ月間の動きを見直す展開となった。トルコでロシア大使が暗殺され、ドイツではトラックがクリスマスマーケットに突っ込む事件が発生し、地政学リスクから相場はこの日2度にわたって上げを削った。

  S&P500種株価指数は4.46ポイント(0.20%)上昇の2262.53で終了。ダウ工業株30種平均株価は39.65ドル(0.20%)高い19883.06ドル。小型株で構成するラッセル2000指数は0.53%上昇した。

  フェデレーテッド・インベスターズのチーフ株式ストラテジスト、 フィリップ・オーランド氏(ニューヨーク在勤)は、「年末まで後わずかとなり、トルコでの暗殺やベルリンでのテロの可能性を利益確定の機会ととらえる投資家もいるかもしれない」と述べた。

  通信サービス株と不動産株が上昇した一方、エネルギーとヘルスケアが下落した。

  ブルームバーグがまとめたストラテジスト15人の予想中央値では、S&P500種は2017年を2356で終える見通し。16日終値から4.3%の上昇に相当する。このままいけば今年は年初来10%を超える値上がりとなる。

  大統領選挙以降、主要株価4指数はいずれも過去最高値を記録。中でも金融株は特に上昇し、借り入れコストの上昇が収益性を高めるとの期待を反映した。S&P500種の銀行指数は10月以降の上昇率が30%に達し、業種別24指数のうち値上がりトップ。 

    
原題:U.S. Stocks Climb With Small Caps After Europe Shares End Flat(抜粋)
Treasuries Rise With Gold, Dollar as U.S. Stocks Edge Higher

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