イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの資本強化計画に重要な役割を演じるクアエスティオ・キャピタル・マネジメントが、計画に関連したつなぎ融資の条件に疑義を呈した。民間からの資金調達が難しくなる可能性がある。

  クアエスティオが運用する銀行救済基金のアトランテが、280億ユーロ(約3兆4200億円)のモンテ・パスキ不良債券の証券化に参加する計画だったが、この取引に関連した上位つなぎ融資の条件に「強い疑念」を表明したと、モンテ・パスキが19日明らかにした。この問題が解決できなければ、欧州中央銀行(ECB)と合意した通りの資本増強を完了することができないと説明している。

  50億ユーロ規模の資本増強計画は債務の株式転換と新株発行、不良債券処理という3つの部分から成る。新株発行と規模を拡大した株式への転換は今週、進展させる。計画完了の期限は12月31日で、これができない場合は政府の救済となり債券保有者も損失を負担することになる。

  イタリア政府はモンテ・パスキの資本増強計画が失敗した場合のため、最大150億ユーロを同国の銀行に注入する計画を準備していると事情に詳しい関係者が述べている。

原題:Paschi Backer Has Doubts Over Loan Terms, Threatening Plan (1)(抜粋)

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