中国人民元の対ドル年間下落率がここ20年余りで最大になろうとする中で、ゴールドマン・サックス・グループは中国からの資本流出が加速しており、中国人民銀行(中央銀行)は外貨準備の取り崩しを増やしていると警告している。

  香港在勤の鄧敏強氏らゴールドマンのエコノミストは16日のリポートで、11月は692億ドル(約8兆1200億円)の純流出となったもようだと指摘。6月以降の月間ペースは500億ドル前後だったという。

  光銀国際投資の調査責任者、林樵基(バニー・ラム)氏(香港在勤)は「投資家がドル高と中国の経済情勢を一段と懸念しており、年内と来年1-3月(第1四半期)は資本流出と人民元下落が続く、あるいはさらに悪化するだろう」と述べた。

  19日の香港オフショア市場では、人民元は現地時間午後2時1分(日本時間同3時1分)現在、前週末比0.36%高の1ドル=6.9424元。オンショア人民元は0.1%高。上海で取引されている人民元は年初来で6.7%安と、1994年以来最も大きな年間下落率に向かっている。

原題:Goldman Warns China Outflows Rising in Both Yuan Payments, Forex(抜粋)

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