著名投資家ジョン・ポールソン氏が率いる旗艦ヘッジファンドの一つは11月に成績が向上し、年初からの2桁のマイナスリターンが縮小した。米政府管理下にあるファニーメイ (連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の株価が米大統領選後に急上昇したことが寄与した。

  事情に詳しい関係者によると、ポールソン氏率いるポールソン社の「アドバンテージ」ファンドは11月にプラス9%のリターンを計上。年初来リターンが10月時点のマイナス20%超からマイナス16%に縮小した。同ファンドは企業イベントを利用する手法を採る。

  同関係者によれば、企業の合併・買収(M&A)戦略に着目して収益向上を狙うポールソンの「パートナーズ」ファンドもリターンが若干上向き、年初来のマイナスリターンが約27%となった。同社の「クレジット」ファンドは年初から11月末までのリターンがプラス約11%だという。関係者は運用結果が非公表であることを理由に匿名で語った。ポールソン社の広報担当者は運用成績に関するコメントを控えた。

  ドナルド・トランプ氏が次期米大統領に決まった後、ポールソン氏のファンドが持ち分を保有するファニーメイとフレディマックの株価は2倍余り急伸。米財務省に流れていた両社の一部利益が株主に回る可能性があるとの観測が背景にある。

原題:Paulson Advantage Said to Pare Loss With Fannie-Freddie Rally(抜粋)

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