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●日経平均10日ぶり小反落、米中緊張懸念と円安一服-海運、鉄鋼安い

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  東京株式相場は、日経平均株価が小幅ながら10営業日ぶりに反落。連騰の反動やチャート分析上の過熱警戒感が強い中、南シナ海をめぐる米国と中国の緊張を懸念する売りに押された。為替の円安一服も嫌気され、海運や鉄鋼株など景気敏感セクターが安い。銀行など金融株も軟調。

  TOPIXの終値は前週末比1.61ポイント(0.1%)安の1549.06と3営業日ぶりに反落。日経平均株価は9円55銭(0.1%)安の1万9391円60銭。日経平均は前週末に1年半ぶりの9連騰となっていた。

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、「中国が米潜水機を返還すると言っているだけに、何事もなかったように問題が収まる可能性がある一方、南シナ海問題が先鋭化する可能性もあり、現時点では着地点が見えない」と話した。

  東証1部の売買高は17億3743万株、売買代金は2兆1438億円とそれぞれ前週末に比べ25%、26%減少した。上昇銘柄数は856、下落は1022。

  東証1部33業種は海運、その他製品、鉄鋼、証券・商品先物取引、非鉄金属、銀行など23業種が下落。海運や鉄鋼など景気敏感セクターは、米中緊張によるシーレーンへの影響、中国での経済活動停滞のリスクが懸念された。医薬品や電気・ガス、食料品、小売、陸運など10業種は上昇。相対的にディフェンシブセクターが堅調。

  売買代金上位では、スマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」が不評との見方が広がり、任天堂とディー・エヌ・エーが大幅安。みずほフィナンシャルグループや野村ホールディングス、アルプス電気、三菱重工業、JFEホールディングス、日本郵船も安い。半面、キーエンスやアステラス製薬、花王、大塚ホールディングスが買われ、ドイツ証券が今期利益予想を増額したニトリホールディングスも高い。

●債券上昇、需給逼迫観測で買い優勢-金利上昇しにくい環境との見方も

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  債券相場は上昇。年内の主要な国債入札が一巡し、需給が逼迫(ひっぱく)しやすいとの観測を背景に買い圧力が強まった。日本銀行が実施した国債買い入れオペを受けて中期債が堅調となった一方、超長期債は前週末に買われた反動もあって軟調となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前週末比横ばいの149円57銭で開始。いったん149円56銭まで下げた後は上昇に転じ、16銭高の149円73銭を付けた。午後は伸び悩み、結局3銭高の149円60銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「円安・ドル高の流れが一服する中で、やや株安になっており、金利が上昇しにくい外部環境になっている」上、「今日の日銀オペの結果を受けて中短期ゾーンはしっかりした動きになっている」と説明。一方で、残存期間「5年超10年以下」のオペ結果は強くなかったとし、「長いところに関しては上値が重い」面もあると言う。

  日銀がこの日に実施した買い入れオペの結果は、残存期間「1年超3年以下」の応札倍率が2.06倍、「3年超5年以下」が2.12倍と、ともに前回を下回った。一方、「5年超10年以下」は3.74倍と、前回から上昇した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値と横ばいの0.075%で寄り付いた後、0.5ベーシスポイント(bp)低い0.07%を付ける場面も見られた。

●ドル・円が下落、米長期金利上昇や株高の一服で-117円台前半

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が下落。米国の利上げ加速観測を背景とした米長期金利の上昇や株高が一服する中、ドル売り・円買いが優勢となった。

  午後3時10分現在のドル・円は前週末比0.5%安の1ドル=117円33銭で、一時117円17銭と2営業日ぶりの水準までドル安・円高が進んだ。前週末の海外市場では中国が南シナ海で米潜水無人機(ドローン)を接収したとのニュースをきっかけに米長期金利が低下。米国株は売られ、ドル・円は118円台前半から117円半ばまで反落する場面が見られていた。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)外国為替部の村田雅志通貨ストラテジストは、欧米がクリスマス休暇を控えて様子見の中、「米金利上昇が止まってドル買いポジションの調整の動き」となっているが、大きな調整にはならないと予想。米10年債利回りが先週に2.6%を付けて行き過ぎ感はあるものの、テクニカル的には2.8%まで上値余地があり、米財政政策出動への期待もある中で、「金利上昇に伴うドル買い優勢の流れは変わらない」とみている。

  週明けの東京株式相場は小幅下落。日経平均株価は9円55銭安の1万9391円60銭で取引を終えた。米10年債利回りは時間外取引で一時前週末比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.57%程度を付け、同時刻現在は2.58%台で推移している。
  

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