ジョン・マケイン氏ら4人の米上院議員が米大統領選挙へのロシアの介入の可能性を議会が調査するよう求めた。ただ、トランプ次期大統領の首席補佐官は、ロシア政府の役割に関して各情報機関の見解が一致していないと説明している。

  マケイン議員は18日のCNNとのインタビューで、オバマ大統領にはロシアのサイバー攻撃に対処する戦略がないと指摘。「われわれは特別委員会が必要だ。真相に迫り、何が起きたかを正確に把握し、大統領選に影響を及ぼしたかどうかなどサイバー攻撃のインパクトを明らかにしなければならない」と主張した。

  ロシアのプーチン大統領が米大統領選でトランプ氏に有利に働くようサイバー攻撃を指示したとの結論を情報機関が導き出したと報じられる中、トランプ氏は民主党全国委員会やクリントン陣営スタッフの電子メールのリークの背後にどんな人物がいたかは誰も分からないと発言し、疑惑解明には消極的だ。

次期米政権の首席補佐官プリーバス氏
次期米政権の首席補佐官プリーバス氏
Photographer: Daniel Acke

  
  マケイン(共和)、チャールズ・シューマー(民主)、リンゼー・グラム(共和)、ジャック・リード(民主)の4議員はマコネル上院院内総務に宛てた18日の書簡で、ロシアや中国、イランなど外国政府による選挙へのサイバー攻撃などを扱う特別委員会設置を求めた。

  トランプ氏がホワイトハウスの首席補佐官に指名したラインス・プリーバス氏は、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けたと米情報機関が結論付けたとの報道を否定。国家情報長官に加え、中央情報局(CIA)長官と連邦捜査局(FBI)長官もまだ自らの立場を公式に表明していないと述べた。
  
原題:Russia-Hack Probe Urged by Senators, Trump Aide Casts Doubt (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE