19日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  任天堂(7974):前週末比7.1%安の2万4540円。16日未明に配信を開始したスマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」についてエース経済研究所の安田秀樹アナリストは「あまり面白くないという声が国内ネット上に多数書き込まれた。期待が大き過ぎたのではないか」と指摘。18日午前6時現在、調査会社アップアニーの番付でダウンロード数は首位だが、「すぐ順位が落ちてしまうのではないかと懸念されている」と述べた。このゲームで協業するディー・エヌ・エー(2432)も7.7%安の2638円と続落。

  ニトリホールディングス(9843):3.2%高の1万2930円。ドイツ証券は、「お、ねだん以上」でシェア拡大が継続しており、来期も良い年と予想した。売上総利益率の改善をけん引役に、営業利益率は2017年2月期の16.6%から18年2月期は18.1%まで改善すると分析。17年2月期の営業利益予想を834億円から853億円、18年2月期を1006億円から1030億円へそれぞれ増額修正した。

  タカラトミー(7867):6.2%高の1210円。東海東京調査センターは目標株価を1300円から1600円に上げた。投資判断は「アウトパフォーム」を継続。トミカなど定番商品、ポケモン関連、「デュエル・マスターズ」の3主要商材が一連の構造改革の成果で同証想定以上に好調と評価。下期以降、「ベイブレードバースト」など最重点商材の連続投入が始まり、業績は本格的な収穫期に入ると分析した。17年3月期営業利益予想を従来の65億円から前年同期比2.7倍の72億円(会社計画40億円)に、18年3月期を110億円から120億円へ増額した。

  三陽商会(8011):5.9%安の176円。来年1月1日付での岩田功氏(現常務執行役員)への社長交代と構造改革の進ちょく状況を16日に発表した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は新社長は中期計画の取りまとめを行っている経営統括本部長で、社長交代によって中期計画が大きく変わる可能性は低いと分析。事業構造改革は前回よりも踏み込んだ内容ではあるが、数値面は未定としており、2月の正式な計画の発表を待つ必要があるとした。

  クスリのアオキホールディングス(3549):3%高の5190円。大和証券は投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。業績良好で割高感も解消されたとみる。調剤部門の伸び悩みで既存店売上高は計画未達だったが新店の寄与で売上高が伸びるなど上期は計画を上回る19%の営業増益と好調でポジティブと評価した。

  きちり(3082):2.7%安の691円。17年6月期の営業利益計画を5億5000万円から前期比39%減の2億6000万円に下方修正した。前期にオープンした一部店舗の立ち上がりの遅れが響いた。

  極楽湯(2340):18%高の995円。中国の東渡国際グループと組んで上海市に温浴施設をフランチャイズ形式で出店すると発表した。東渡国際グループが開発中で18年夏に開業予定の同市青浦区のショッピングモール「東渡蛙城」の一部に温浴施設を計画している。フランチャイズとしては3店舗目となる。

  応用地質(9755):5.8%安の1351円。16年12月期の営業利益計画を22億円から前期比25%減の16億5000万円に下方修正すると発表。従来計画は0.5%増益。海外事業で米国を中心に探鉱・資源探査市場の低迷の影響を受けたほか、海洋資源探査事業での気象・海象条件悪化による傭船費、燃料代など業務コストの増加などが響いた。

  横河電機(6841):1.5%高の1690円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を1490円から1710円に引き上げた。為替前提を1ドル=110円に変更(従来100円)し、17年3月期営業利益を従来の322億円から344億円に、18年3月期を379億円から406億円に増額した。主力の制御事業ではアフター中心の受注獲得による安定的な売り上げ成長と、コスト削減により中期的に増益基調が続くとの見方を継続した。投資判断は「中立」を維持。

  シーズ・ホールディングス(4924):4%高の3345円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、目標株価を3100円から3500円に上げ、投資判断「オーバーウエート」を継続した。17年7月期はセクター内で、競争激化や原材料価格下落の一巡など利益圧迫要因が見込まれる中、同社の増益幅が顕著になると予想した。第2四半期以降の業績は、日本市場で特徴のある商品を他社との併用で提案する「一品主義」の化粧品事業や中国人顧客の化粧品需要で、上振れ余地が高いとみる。17年7月期営業利益予想を従来の83億1000万円から91億円に、18年7月を90億円から98億円に増額した。

  日本アジアグループ(3751):5.7%高の448円。傘下の国際航業が建設コンサルタントの日水コン(東京都新宿区)と業務提携を締結したと19日午前に発表した。水インフラに関わる需給、防災、環境を核としながら地域の課題を解決するビジネスを展開していく。

  船場(6540):19日に東証2部に新規上場した。公開価格1290円に対し、初値は7.5%安の1193円となった。ショッピングセンターなど大型施設のほか、専門店や飲食店、レジャー施設、医療施設の空間創造を手掛ける。16年12月期の営業利益計画は前期比25%減の15億2500万円、EPSは94円。終値は1060円。

  日本モーゲージサービス(7192):19日に東証ジャスダックに新規上場した。公開価格の2010円に対し、初値は40%高の2810円。住宅ローンの貸付・媒介、住宅金融支援機構の住宅ローンに関する事務代行などを手掛ける。17年3月期の営業利益計画は前期比4.3%増の5億7390万円、EPSは194円30銭。終値は3310円。

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