ウクライナは同国最大の銀行プリバトバンクを国有化する。株主である同国の大物実業家が救済しようとしたが成功しなかった。

  ウクライナ政府が18日夜にウェブサイトに掲載した声明によると、国際通貨基金(IMF)と協力して政府がプリバトバンク株を100%取得する。声明によると、株主が政府支援を求めていた。

  ウクライナ国立銀行(中央銀行)のゴンタレワ総裁は19日、キエフで記者団に対し、プリバトバンクの資本不足は1日時点で1480億フリブナ(約6580億円)だったことを明らかにした。

  さらに、「プリバトバンクが抱える問題と金融業界へのシステム上の重要性を考慮すると、これ以上待つことはできなかった」と説明し、「株主らは増資計画を実践できなかった」と付け加えた。

  ともに記者会見したダニリュク財務相は、プリバトバンク救済に向け430億フリブナ相当の債券を発行することを明らかにした。同行発行のユーロ債保有者はベイルインの対象になるとも述べた。政府は最終的にプリバトバンクを再民営化する考え。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、同行発行の2021年償還債は先週、額面1ドルに対し0.57ドル前後で取引されていた。

原題:Ukraine to Nationalize No. 1 Bank as Tycoons’ Rescue Fails (1)(抜粋)

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