16日の米株式相場は下落。午前中は上昇していたが、午後に入り下げに転じた。中国海軍が南シナ海の国際水域で米海軍の潜水無人機(ドローン)を接収したとの報道を受け、地政学的な懸念が高まった。金融株は今週3日目の下げとなった。

  米国防総省は中国に対し潜水ドローンの返還を要求。中国は南シナ海の領有権をめぐって主張を強めており、対立により緊張状態が悪化するのは必至だ。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%安の2258.07。一時0.2%高となる場面もあった。ダウ工業株30種平均は0.1%未満下げて19843.41ドル。ダウ平均は、米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利して以降の5週間で8.2%上昇した。

  16日は業種別では不動産や公益の指数が1.2%上昇。通信株は0.6%上げた。

  一方で金融や情報技術株は下げた。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのストラテジストは投資家向けリポートで、14日までの1週間に世界の株式ファンドに210億ドルの資金が流入し、流入額は記録上9番目の大きさに上ったと、EPFRグローバルのデータを引用して指摘。債券から株式への「グレートローテーション」が加速したとしている。米大統領選以降の株式への流入額は630億ドル、1-10月では1510億ドルの流出だったという。

原題:S&P 500 Slips on China Tension as Financial Rally Takes Pause(抜粋)
原題:Treasuries Rise With Gold, Stocks Fall on Geopolitical Tension(抜粋)

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