16日の米国債相場は小反発。中国海軍が米海軍調査船の潜水無人機(ドローン)を南シナ海で接収したとの報道を受けて上昇したが、利上げ見通しを上方修正する内容の米金融当局者の発言を受けて伸び悩んだ。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在の10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.59%。週間では上昇しており、2013年12月以降で最長の6週連続で上げている。

  シーポート・グローバル・ホールディングスで政府債トレーディング戦略を担当するマネジングディレクター、トム・ディガロマ氏は「トランプ氏が大統領に選ばれて以降、中国と米国の間で不和が生じ、状況はかなり深刻に悪化している」と指摘。「過去20年、中国が米国債の主要な買い手になっている」ことを考えると、これは問題だと述べた。

  米国防総省は中国に対し、フィリピンのスービック湾北西で接収したドローンの即時返還を要求している。

  リッチモンド連銀のラッカー総裁は2017年の利上げが3回よりも多くなる可能性があると警告した。

  セントルイス連銀のブラード総裁は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、17年に利上げが必要になるとの認識に変わったことを明らかにした。

原題:Treasuries Whipsaw on Geopolitical Risks, Hawkish Fed Officials(抜粋)

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