世界的な減産決定を受けた原油価格の上昇は限定的になるとの見方を、ゴールドマン・サックス・グループが示した。そう遠くない将来に新たな供給が見込まれるためとしている。

  ダミアン・クーバリン氏らゴールドマンのアナリストは、16日付のリポートで、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による減産および力強い需要の伸びにより、在庫は来夏までに減少しそうだと指摘。ゴールドマンは2017年4-6月(第2四半期)の原油価格予想を引き上げた一方、18年については新たな生産分が市場に入ってくるとの懸念から価格予想を下方修正した。

  8年ぶりとなるOPECの減産合意以降、世界の原油の半分余りの指標となる北海ブレント原油の価格は急伸している。価格上昇に伴い、米国のシェールオイルなどの生産が復活する可能性がある。 

  現在のところ、ゴールドマンは原油価格に上値余地があるとみている。米国の指標であるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)について、17年第2四半期の価格予想を1バレル=57.50ドルと、従来予想の55ドルから引き上げた。ブレント原油については59ドルと、これまでの56.50ドルから上方修正した。

  一方で18年についてはブレント原油の平均予想価格を1バレル=58ドルとし、従来の63ドルから引き下げた。WTIの平均予想価格についても55ドルと、従来の60ドルから下方修正した。

原題:Goldman Sees Oil Lower for Longer After Getting a Bump From Cuts(抜粋)

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