欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は欧州連合(EU)加盟国首脳らに対し、世界的な金利上昇と政治混乱がユーロ圏経済の基調的な弱さを露呈させるリスクがあると述べた。一方で、域内経済の回復には明るい見通しを示した。

  EU当局者が匿名を条件に語ったところによると、総裁は改革減速や、一部の国の財政規則違反を要因に挙げ、2010年以降の数年間のような危機が再来するリスクを指摘した。

  ドラギ総裁は15日、ブリュッセルで開催のEU首脳会議で景気について説明。金利上昇で債務圧縮の進んでいない国が負担増に直面する可能性があると論じた。経済全般については状況が年初に比べ改善したとし、投資と消費の回復はECBの金融政策が支えていると語った。

  ECB報道官は総裁の発言についてコメントを控えた。 

原題:Draghi Said to Warn EU That Rising Global Rates Pose Crisis Risk(抜粋)

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