イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは、債務の株式交換の期間を21日まで延長することで当局の承認を得た。年内に50億ユーロ(約6170億円)の増資を完了できるかは微妙だ。

  モンテ・パスキは総額で約45億ユーロ相当のティア1債とティア2債の交換を提案している。新たな期間は16日から21日午後2時(現地時間)まで。

  2回目となる交換によって十分な資金を確保することで、カタールの政府系ファンドから10億ユーロ程度の引き受けの確約を得たい考えだが、助言を担当する銀行は公募を勧めていると事情に詳しい関係者が述べた。債券投資家は既に10億2000万ユーロ相当の交換に同意している。

  新株発行が成功すれば、280億ユーロ相当の不良債権を証券化し投資家に売却する計画。増資で確保した資金を不良債権売却での損失穴埋めに充てる。資本増強計画の全体が成功しない限り、債務の株式転換は白紙に戻る。

   増資できなかった場合は政府の救済を求めざるを得ない。その場合、欧州の銀行規則の下で債券保有者が損失負担を強いられる。政府は債券保有者の損失抑制につながる「予防的」資本注入を協議していると事情に詳しい関係者が述べている。

原題:Monte Paschi Gets Approval to Extend Bond Swap Offer to Dec. 21(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE