著名投資家ウォーレン・バフェット氏が米化学会社ダウ・ケミカルへの投資で年2億5500万ドル(約300億円)を得られるのは今年が最後となった。

  ダウはバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイとの2008年の合意に盛り込まれた株価の条件を満たしたことから、バークシャーが保有する優先株を普通株に転換する。バークシャーが受け取る普通株7260万株の価値は15日の株価終値に基づけば約42億ドル。ダウはクウェート投資庁(KIA)が保有する10億ドル相当の優先株も普通株に転換する。ダウが15日発表した資料によれば、普通株転換は30日に実施する。

  普通株の配当利回りは約3.2%と、ダウがこれまで優先株に支払ってきた8.5%を大きく下回る。バフェット氏はダウによる09年のローム・アンド・ハース買収の際に、資金の一部を提供して優先株を得た。同氏は普通株に転換されれば保持しない可能性が高いと述べている。

  ダウは30日間で株価が53.72ドルを20営業日上回れば、14年4月以降に優先株を普通株に転換できるとの条件を取り付けていた。トランプ氏の大統領当選以降の米株高でこの条件が満たされた。

原題:Buffett Era of 8.5% Dividends Ends as Dow Swaps Stake (1)(抜粋)

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