任天堂は16日未明、スマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」の配信を開始した。調査会社によると、日米のダウンロード数で首位となった。株価は4日連続の下落となった。

  マリオランは日本時間の16日午前3時ごろ、全世界で一斉に配信が始まった。米調査会社センサータワーによると、午後3時時点のダウンロード数は日米のほか、独や英でも首位。売り上げでは米で首位、日本で27位に浮上した。

スーパーマリオラン
スーパーマリオラン
Source: Nintendo Co.

  株価は16日の取引開始直後から下落、一時前日比5.6%安となり、11月9日以来の日中下落率となった。終値は同4.2%安の2万6405円。

一部は無料

  任天堂は11月に詳細発表後、全国のアップルストアで遊べるようにしたり動画を公開したりして、販促活動を続けてきた。一部は無料で遊べるが、全てを利用するには1200円の料金が掛かる。当初は「iPhone(アイフォーン)」など米アップルの製品で利用することができる。

  「ゲームが配信され、材料がなくなり売られた」と岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは株価の下落について分析した。また追加課金がないため「収益規模が限定的とみられた可能性がある」とも指摘した。一方、「世界で多くの人がダウンロードする。それなりの収益も生まれると考えられ、今の時点で悲観する数字ではない」と、現時点での売り上げについて話した。

  任天堂は自社のゲーム機だけにソフトを提供していたが、スマホの普及に伴い方針を転換し、今年3月に初のスマホ向けアプリの配信を開始した。また任天堂が出資する「ポケモン」と米ナイアンティックが配信するスマホゲーム「ポケモンGO」は世界的に社会現象となるほどの人気となった。来年3月には、新型ゲーム機「スイッチ」を発売予定。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE