イングランド銀行(英中央銀行)は15日、政策金利据え置きを発表した。最近のポンド上昇で、来年のインフレ加速ペースが緩やかになる可能性を指摘した。

  中銀は政策金利を過去最低の0.25%で据え置いた。資産購入プログラムについても現状維持を決めた。決定はいずれも全会一致だった。見通しの変化に沿って政策はいずれの方向にも対応し得ると説明した。

  今年最後の政策決定会合で金融政策委員会(MPC)は、ポンド相場の上昇はインフレ率が目標の2%を超える度合いがこれまでの想定よりも小幅になる可能性を意味するとの見方を示した。それでも、依然として目標を超えるインフレを予想しており、目標以上のインフレ加速に対する許容度は限られると重ねて表明した。

  中銀はカーニー総裁からハモンド財務相に宛てた書簡も公表。総裁も最近のポンド上昇による物価への影響に言及しつつ、ポンドは「近年の水準に比べれば著しく弱い」水準にとどまっていると付け加えた。11月のインフレ率は1.2%だった。中銀は2017年を通じて上昇し、18年に2.75%前後に達すると予想している。

   成長について中銀は、個人消費の鈍化と欧州連合(EU)離脱決定が及ぼす投資への影響によって、17年に減速するとの見方だ。10-12月(第4四半期)成長率は0.4%と見積もる。前四半期は0.5%成長だった。世界的な環境の見通しは改善したが「より高まったリスクもあり、相殺されている」との認識を示した。

原題:BOE Says Recent Pound Gain May Contain Prices as Rate Unchanged(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE