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●日本株上昇、米FOMC後の円安を好感-自動車や精密、海運買われる

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  東京株式相場は上昇。米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が来年も複数回の利上げを見込み、為替がドル高・円安に振れたため、企業業績の改善を見込む買いが入った。自動車や精密機器など輸出株の一角、海運株が買われ、小売株も高い。

  TOPIXの終値は前日比4.03ポイント(0.3%)高の1542.72と反発。日経平均株価は20円18銭(0.1%)高の1万9273円79銭と8営業日続伸した。

  アムンディ・ジャパンの浜崎優市場経済調査部長は、「一時1万9500円に近づき高値警戒から利益確定売りが出たが、それでもドル高・円安が進行しており、買い戻された。円高リスクがなくなっていることが業績に対する安心感につながっている」とみる。米国の利上げ見通しの回数が増えることは、「短期的には新興国への影響も懸念されるが、米国経済の堅調は新興国経済を押し上げる」と言う。

  東証1部33業種は海運、輸送用機器、精密機器、小売、倉庫・運輸、銀行など21業種が上昇。鉱業や石油・石炭製品、建設、その他製品、鉄鋼、情報・通信など12業種は下落。鉱業や石油は、14日のニューヨーク原油先物が3.7%安と急反落した影響を受けた。東証1部の売買高は23億2463万株、売買代金は2兆8103億円。上昇銘柄数は1115、下落は745。

  売買代金上位では、臨時株主総会を経て新経営体制が発足した三菱自動車、ジェフリーズ証券が投資判断を上げた日東電工が高く、トヨタ自動車やマツダ、HOYA、日本郵船も上げた。半面、クレディ・スイス証券が投資判断を2段階下げたIHIが売られ、任天堂や東京電力ホールディングス、コマツ、国際開発帝石、JXホールディングス、国際石油開発帝石も安い。

●債券下落、米金利先高警戒感が重し-20年入札結果受けて買い場面も

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  債券相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた米長期金利の上昇やドル高・円安の進行を背景に売り圧力が掛かった。半面、この日実施の20年利付国債入札が予想をやや上回ったことを受けて一時的に買い戻される場面も見られた。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比16銭安の149円81銭で取引を開始。一時は149円63銭と、中心限月ベースで1月以来の水準まで下落。20年入札結果後にはやや買い戻されたものの上値は限られ、結局は25銭安の149円72銭で引けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から1.5ベーシスポイント(bp)高い0.07%で寄り付き、0.08%まで売られた。超長期債も安く、20年物国債の158回債利回りは一時3.5bp高の0.635%を付けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀の姿勢に安心感があり、20年債入札は無難な結果になった」と指摘。一方で、来年以降の米利上げ継続見通しを背景に、「もう一段の円安と日本株の上昇が見込まれる環境を考えると、特に長いところを足元の水準で買っておいていいのだろうかという疑問は出てくる」とし、買い材料が見当たらない状況で上値を追う動きもないと話した。

  財務省がこの日実施した20年利付国債(159回債)の入札結果は、最低落札価格が99円00銭と市場予想の98円95銭を上回った。応札倍率は3.35倍と前回の3.17倍を上回った。小さければ好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は19銭と前回の40銭から縮小した。

●ドル・円が10カ月ぶり高値、FOMCが利上げ見通し引き上げ-117円台

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  東京外国為替市場で、ドル・円相場は10カ月ぶりの水準となる1ドル=117円台後半まで上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で来年の利上げ見通しが引き上げられ、事前予想と比べて利上げペースが速くなると受け止められたことが背景。

  午後3時48分現在のドル・円は、前日比0.5%高の117円64銭。午前に一時117円86銭と2月4日以来のドル高・円安水準を付けた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1265.86とデータの提供を開始した2004年12月以降で最高水準に達した。

  三菱東京UFJ銀行金融市場部為替グループの野本尚宏調査役は、ドル・円相場について、「朝方の強烈な買いは一巡して、いったんは落ち着いてきたように見える」と指摘。「日経平均は一度マイナスになったが、円安効果が上回ったのかプラスに転じている。今後は欧州株や米株、新興国株の状況が気になるところ」と述べた。

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