米首都ワシントンにある政府所有の建物を利用してオープンしたトランプ・インターナショナル・ホテルについて、ドナルド・トランプ氏が利害関係を有したまま大統領に就任すれば、リース契約に違反し利益相反が生じる。米民主党下院議員4人が政府所有ビルのリースを管轄する機関とのやり取りの後に指摘した。

  ホワイトハウスから数ブロックしか離れていないペンシルベニア・アベニューに建つ歴史的建造物、旧郵便局ビルの60年間のリース契約をトランプ氏は結んでおり、同契約では選挙を経て公職に就いた人物が契約の当事者となることや利益を受けることを禁じている。トランプ政権の誕生で発生し得る利益相反の最も明白なケースの1つとなっている。

  公開された4議員の書簡によれば、米一般調達局(GSA)の当局者1人が議員スタッフに対し、トランプ氏が利害関係を清算しない限り利益相反が生じると伝えた。

「トランプ・インターナショナル・ホテル」開業式でのトランプ夫妻と息子エリック氏
「トランプ・インターナショナル・ホテル」開業式でのトランプ夫妻と息子エリック氏
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  
  しかしGSAは14日午後の発表資料で、「何が合意違反に該当するかについて現時点で言明」するのは「時期尚早」だとし、GSAとしては「リース規定が次期大統領に利害関係の解消を義務付けるとの立場」を取っていないとした。

原題:Trump Must Divest His Washington Hotel, House Democrats Say (1)(抜粋)

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