韓国銀行(中央銀行)は15日の金融通貨委員会で、政策金利である7日物レポ金利を過去最低の1.25%に維持することを決めた。国会による朴槿恵大統領の弾劾訴追案可決や米利上げが及ぼす影響を見極める。

  金利据え置きは6会合連続。ブルームバーグがエコノミスト19人を対象にまとめた調査でも全員が据え置きを予想していた。

  金融通貨委の会合は朴大統領の弾劾案可決後では初めて。憲法裁判所による最長180日間の審理で弾劾が確定すれば、朴大統領は罷免される。

  朴政権の先行きや大統領選挙の時期が明確になるまで、政府の政策実施や企業の経営判断が遅れる事態になりかねない。政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は来年の成長見通しを2.4%に引き下げ、民間のエコノミストの間でも政治的不確実性を反映し、成長予想の下方修正が相次いでいる。

  SGセキュリティーズのエコノミスト、オ・ソクテ氏(ソウル在勤)は政策発表前に「経済をめぐる懸念はあるが、成長が下降軌道にあることを示す実際の証拠は今のところない」と指摘。「政治的不透明感から積極的な財政刺激措置が難しくなる中、韓国中銀は内需が鈍化しつつあると考えれば、来年に利下げを実施する可能性がある」と予想した。  

原題:Bank of Korea Holds Rate Steady to Weigh Fed, Domestic Politics(抜粋)

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