オーストラリアの雇用者数は11月に前月比3万9100人増加と、エコノミスト予想の2倍余りの伸びとなった。フルタイム雇用者数がけん引した。労働参加率も上昇し、労働市場の健全化が示された。

  豪統計局が15日発表した11月の雇用統計で、雇用者数は今年最大の伸びとなった。エコノミスト予想では1万7500人増と見込まれていた。10月の雇用者数の増加幅は9800人から1万5200人に上向き改定された。11月の失業率は5.6%から5.7%に上昇。エコノミスト予想は5.6%だった。

  フルタイム雇用者数が3万9300人増える一方、パートタイム雇用者数は200人減少。労働参加率は64.4%から64.6%に上昇。エコノミスト予想は64.5%だった。

  今回の統計ではフルタイム雇用者の増加が顕著となり、最近数カ月低下していた労働参加率が上昇に転じるなど、雇用の改善が示された。豪経済は7ー9月(第3四半期)にマイナス成長となり、消費者信頼感も低下していたが、今回の統計は楽観的な見方につながる数字となった。

  キャピタル・エコノミクスの豪州・ニュージーランド担当主任エコノミスト、ポール・デールズ氏(シドニー在勤)は今回の雇用増について、「7ー9月の国内総生産(GDP)減少がそれほど懸念すべき材料ではなく、一時的な落ち込みにすぎないことをさらに裏付けるものだ」と指摘した。

原題:Aussie Economy Adds Most Jobs This Year, Led by Full-Time Roles(抜粋)

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