14日の米国債相場は下落。5年債利回りは2011年以来の高水準に達した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を引き上げるとともに、来年の金利軌道がこれまでの想定より傾斜がきつくなるとの見方を示した。

  5年債と30年債の利回り差は9月以来の幅に縮小。FOMCはインフレ期待が「かなり」上昇したと指摘したほか、労働市場がタイト化しているとの見方を示唆した。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在の5年債利回りは前日比14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.05%。30年債利回りは5bp上げて3.18%。5年債と30年債の利回り差は縮小し、一時は113bpになった。10年債利回りは10bp上昇の2.57%。

  米国債のトレーダーらは金利軌道がこれまでの想定よりきつくなるとのFOMCの見方に同意しつつも、利上げの頻度についてはFOMCとの食い違いが見られた。

  FOMCは政策金利を0.5-0.75%に引き上げた。利上げは1年ぶり。FOMCは新たな経済予測で、2017年に予想する利上げ回数を3回に増やした。9月の時点では2回を予想していた。

  金利先物市場が織り込む17年金利見通しによれば、トレーダーらは来年2回の利上げを予想。6月までの利上げ確率は約78%となっている。

  ジェフリーズのシニアエコノミスト、ウォード・マッカーシー氏は「FOMCが2度の利上げしか予想していないと言うのであれば、市場もそれに同意した可能性はある。しかし3度の利上げとなれば、FOMCがまた利上げ回数を過剰に予想している確率は高くなる」と述べた。

原題:Treasury Two-Year Yield Reaches Highest Since 2009 on Fed Hike(抜粋)
Treasury Yields at Highest Since 2011 as Fed Ramps Up Forecasts

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