石油輸出国機構(OPEC)は、減産合意で世界の原油市場の再均衡が加速するものの、来年下期まで需要が供給を上回る状態にならないとの見方を示した。

  OPECは14日公表の月報で、ロシアやカザフスタンなどの非加盟国との10日の合意で「世界全体の在庫減少が加速し、原油市場の再均衡は2017年下期に早まる」との見解を示した。世界の石油市場が17年上期に供給不足に転じるとの見通しを13日に示した国際エネルギー機関(IEA)とは対照的な見方だ。

  原油価格はOPECが8年ぶりの減産合意をまとめた11月30日以降、約16%値上がりしている。今月10日にはロシアなど非加盟の11カ国も協調減産することで合意した。

  非加盟国は合計で日量60万バレルの協調減産を約束したものの、OPECは非加盟国による17年の供給増加を従来見通しから約10万バレル上積みし、30万バレルとした。非加盟国全体の半分の減産を担うロシアと、やはり減産に加わるカザフスタンでは合意対象期間となった6カ月の供給量は変わらずが続くと予想したが、今回の月報に非加盟国との最近の合意が反映されているかは明示していない。

原題:OPEC Says Supply Cuts Won’t Re-Balance Market Until Second Half(抜粋)

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