英国の雇用者数は10月までの3カ月でここ1年余りで初めて減少した。労働市場が軟調となりつつ兆候が出ている。

  英政府統計局(ONS)が14日発表した雇用統計によると、8-10月の雇用者数は6000人減の3176万人となった。雇用者の減少は小幅で、失業率は4.8%で変わらず。ただ、雇用市場は「最近数カ月に活気がなくなったようだ」とONSは指摘した。

  10月単月の失業率は4.9%と、9月の4.6%から上昇。8-10月は失業者数も減り1万6000人減の162万人。労働市場を離脱する人の数が離職者数を上回った。

  消費者はインフレ加速見通しに直面しており、家計が圧迫される恐れがある。ただ、今回発表の統計では賃金上昇率は2.6%に加速し、2015年8月以来の伸びとなった。実質賃金上昇率は4カ月連続で1.7%。物価上昇圧力は来年初めに強まるとみられており、実質賃金の伸びが抑制される可能性がある。
  

原題:U.K. Employment Declines for First Time in More Than a Year(抜粋)

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