中国経済全体のファイナンス規模が11月に増加した。年末に向けた景気支援策として当局が金融システムへの資金供給を増やしたほか、不動産価格の抑制措置を通じリスク軽減も図られた。

  中国人民銀行(中央銀行)が14日発表した11月の統計によれば、経済全体のファイナンス規模は1兆7400億元(約29兆円)に増加。ブルームバーグ調査の予想中央値は1兆1000億元、10月の実績は8963億元だった。

  新規融資も7946億元と、前月の6513億元から増えた。マネーサプライ(通貨供給量)M2は前年同月比11.4%増。10月は11.6%増だった。

  UBSグループの中国経済調査責任者、汪涛氏(香港在勤)は最近のリポートで、「6.5%成長達成に向けた政府のコミットメントは、継続的で急速な与信拡大を必要とするだろう」と指摘。「経済成長率が低過ぎる恐れがある場合は、いつでも与信条件が緩和される公算が大きい」との認識を示した。

原題:China Credit Expands Most Since March as New Loans Rebound (1)(抜粋)

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