中国経済は、再び暗い予測に逆らい今年を終えようとしている。従来型の成長エンジンが引き続き好調で、消費といった新たな景気のけん引役もしっかりしている。2017年は、この経済安定を支えてきた刺激策とその裏返しである債務増大をめぐる問題にあらためて直面することになる。

  中国が13日発表した11月の統計によれば、工業生産や固定資産投資は堅調さを維持し、小売売上高は伸びが加速した。ブルームバーグ・インテリジェンスの月次分析によると、これは経済全体で約7%の成長を意味する。

  増大する債務負担の管理に加え、中国は来年、米国が突き付ける課題にも立ち向かうことになる。具体的には、トランプ次期米大統領の対中貿易政策や台湾への対応、それに米利上げで資本流出が勢いづく可能性もある。

  マッコーリー・セキュリティーズの中国経済責任者、胡偉俊氏(香港在勤)は「中国がハードランディングしつつあると人々が考え、資本流出が大きかった今年1月を思い出せば、この1年は思ったより良い年になった。一方でまだ旧態依然の経済および不動産が成長をけん引しており、好調な統計内容が永久に続くことはない」と述べた。

原題:China’s Economy Defies Prophets of Doom Even as 2017 Risks Loom(抜粋)

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