米モルガン・スタンレーとKKRを含む企業グループは豪ギャンブル運営会社タッツ・グループに最大73億豪ドル(約6300億円)での買収を提案した。豪タブコープ・ホールディングスの買収案に対抗する。

  14日の発表資料によると、買収提案はタッツ株1株当たり4.40-5豪ドルに相当する。豪州の銀行マッコーリー・グループと資産運用会社ファースト・ステート・インベストメンツも加わっている投資家グループはタッツのギャンブルとゲーム事業を売却あるいは上場することを計画している。

  タブコープは先月、タッツの株式10%を確保し買収対抗案を阻止しようとした。しかし、今回の投資家グループの買収案提示によって他の買い手候補も買収合戦に参入する可能性が生じたことから、シドニー証券取引所でタッツの株価は急伸した。最終的な買い手は、豪州のほぼ全ての州に事業展開し、2016年6月期に過去最高益を上げたくじ事業を取得することになる。

  モーガンズ・ファイナンシャルのアナリスト、ジェームズ・ローレンス氏は「これがタッツのくじ事業の魅力をはっきりと示している」と指摘した。

  シドニー時間14日午後1時58分(日本時間午前11時58分)現在、タッツの株価は9.1%高の4.52豪ドル。タブコープは1.5%安。マッコ-リーは1.6%上昇し、終値として2007年7月以来の高値となる勢い。
  
原題:KKR, Morgan Stanley Group Offer $5.5 Billion for Lotteries Giant(抜粋)

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