モルガン・スタンレーのコルム・ケレハー社長は13日、ウォール街でトレーディング収入の回復が持続すると宣言するには時期尚早との認識を示した。

  ケレハー社長はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「今現在の好調さについて過度の熱狂が少々あるようだ」と発言。「基調的な流れを見れば、特に大統領選以降はもちろん上向いた。だが、債券や株式関連の手数料収入は今年これまでにわずかに上がっているにすぎない」と説明した。

  大統領選での予想外のドナルド・トランプ氏当選を受け、法人税減税や利上げのほか、銀行規制緩和の可能性への期待が高まったこともあり、大手投資銀行は今年、債券トレーディング収入が4年ぶりに伸びるペースとなっている。年初好調だったことも寄与しそうだ。

  ケレハー社長は「2017年や18年について前向きかと問われれば、答えはイエス。債券・為替・商品の収入は昨年第3四半期の低水準で底を付けただろうか。それは間違いない。規制の面でも何らかの追い風があり得ると私は考えているだろうか。それもイエスだ」と語った上で、「だが、これらは今年第4四半期のイベントではない」と締めくくった。

  こうした発言を受け、モルガン・スタンレーの株価はこの日の安値をつけて1.9%安となった。13日の終値は1%安の42.56ドル。

原題:Morgan Stanley’s Kelleher Sees ‘Over Exuberance’ on Trading (2)(抜粋)

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