欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドルはほぼ変わらず、FOMC決定控え様子見

  13日のニューヨーク外国為替市場ではドルがほぼ変わらず。トレーダーは米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで、取引は狭いレンジにとどまった。

  FOMCが14日の会合終了後に、予想通り0.25ポイント利上げを発表しても市場の反応は限定的とみられているが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見は相場を大きく動かす可能性がある。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はレンジの中央値付近で推移した。

  市場参加者はイエレン議長の発言内容から今後の見通しを見極めようとしている。参加者は議長がこれまで金融政策に慎重なアプローチを取ってきたと考えてるものの、FOMCがよりタカ派的な利上げを実施した場合はドルが上昇するとみている。また利上げがハト派的だと受け止められ、当局者の金利予測で2017年の利上げ回数が2度かそれ以下となった場合、ドルは米大統領選挙後の上げをある程度失う可能性がある。
  
  ドルが下落しユーロが上昇する可能性を指摘する一方で、2017年のユーロ圏は政治的なリスクに直面しており、いずれはユーロが売られる展開になるとの見方もある。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ドルは対円で0.2%上昇して1ドル=115円19銭。対ユーロでは0.1%上昇の1ユーロ=1.0626ドル。
原題:Dollar Steadies After Skittish Session as FOMC Begins Meeting(抜粋)

◎米国株:上昇、ダウ平均は2万ドルに接近-FOMC決定控え

  13日の米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は7営業日続伸して過去最高値を更新し、2万ドルに接近した。14日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決定すると見込まれており、金融政策当局が経済の力強さに自信を抱いているシグナルとの観測が広がった。

  ダウ平均ではインテルやアップルの上げが目立った。同指数は11月8日の大統領選以降に8.6%上昇し、現在は過去50日間の平均を約7%上回る水準となっている。相対力指数(RSI)は20年ぶり高水準にとどまっており、上昇行き過ぎの可能性を示唆している。
  リーガル・アンド・ゼネラル・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャー、アンジェイ・ピオシュ氏は「世界的に株式市場で力強いパフォーマンスが見られる」と指摘。予想される14日の米利上げについては「おおむね織り込まれている」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%高の2271.72と過去最高値。ダウ工業株30種平均は0.6%上昇し19911.21ドル。

  米国での財政政策が成長を押し上げるとの観測から市場では株式に資金が向かっている。市場は14日の米利上げを100%の確率で織り込んでおり、焦点は2017年の金利の道筋に移っている。

  S&P500種の業種別11指数では9指数が上昇。テクノロジー関連ではフェイスブックやインテルの上げが目立った。このほか通信や公益も値上がりした。
原題:U.S. Stocks Climb to Record Highs as Energy, Tech Shares Rally(抜粋)
原題:Dow Flirts With 20,000 as Stocks Rise, Gold Falls Ahead of Fed(抜粋)

◎米国債:利回り曲線がフラット化、30年債入札で需要強く

  13日の米国債市場ではより期間の長い債券が堅調となった。30年債入札で需要が回復したことが背景にある。一方、期間が短い国債は小じっかり。1年ぶりの利上げが予想される連邦公開市場委員会(FOMC)会合を見極める動きとなった。
 
  5年債と30年債の利回り差は約3週間で最小に縮小。30年入札(発行額120億ドル)では応札倍率が前回の9カ月ぶり低水準から回復した。米金融当局が14日公表する最新の金利および経済予測にも注目が集まっている。

  入札は午後1時の締め切りにかけて需要が膨らみ、好結果になった可能性がある。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比変わらずの2.47%。

  ドイツなどユーロ圏の国債利回りスプレッドも縮小した。8日の欧州中央銀行(ECB)会合を受け、ここ数カ月で最大に拡大していた。

  ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)3カ月物は0.96344%と、数年ぶりの高水準。
原題:Treasuries Curve Flattens as 30-Year Auction Sees Higher Demand(抜粋)

◎NY金:反落、10カ月ぶり安値付近-FOMC決定控えETF売り継続

  13日のニューヨーク金先物相場は反落し、10カ月ぶりの安値付近となった。FOMCが14日に1年ぶりの利上げを実施するとの見方から、投資家は金連動型ETFを通じた保有量を圧縮した。
* COMEX金先物2月限は前日比0.6%安の1オンス=1159ドルで 終了
* 「この先の利上げ軌道がどうなるのかに市場関心が一点集中する だろう」-ハイ・リッジ・フューチャーズ(シカゴ)の金属取引担 当ディレクター、デービッド・メーガー氏
* 「金利上昇見通しや相対的なドルの強さは貴金属、特に金を圧迫し ている」
* 銀先物は下落、NYMEXのプラチナとパラジウムは上昇
原題:Gold Trades Near 10-Month Low as ETF Selloff Extends Before Fed(抜粋)

◎NY原油:1年5カ月ぶり高値、減産で需給均衡との見方

  13日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が4日続伸。1年5カ月ぶりの高値を付けた。市場の注目は石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の減産から2017年の世界的な需給バランスにシフトしている。

  デロイト・センター・フォー・エナジー・ソリューションズのエグゼクティブディレクター、アンドルー・スローター氏は「減産により、市場は供給過剰から供給不足になっている。減産で余剰在庫が取り崩されるだろう。これがどの程度速く起こるかはOPECがどの程度、減産を実施するかによる」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比15セント(0.3%)高い1バレル=52.98ドルで終了。終値としては2015年7月14日以来の高値となった。ロンドンICEの北海ブレント2月限は3セント上げて55.72ドル。
原題:Oil Closes at 17-Month High as OPEC Cut Seen Balancing Market(抜粋)

◎欧州株:上昇、幅広く買われる-ウニクレディトの増資計画を好感

  13日の欧州株式相場は上昇。指標のストックス欧州600指数を構成する業種別指数は1つを除き全て値上がりした。イタリア最大の銀行、ウニクレディトのライツイシューによる130億ユーロ(約1兆6000億円)調達計画が好感された。
  ストックス600指数は前日比1.1%高の357.50と、11カ月ぶりの高値で引けた。前日は2週間ぶり大幅安だった。13ー14日の日程で金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)も注目されており、1年ぶりの利上げに踏み切るとの見方が強い。

  ウニクレディトは16%高。銀行株指数の相対力指数(RSI)は70を超え、買われ過ぎとみなされる水準に達した。

  電気通信株とメディア株が大きく上げた。 ベルルスコーニ元首相が実質的なオーナーであるイタリアの商業テレビ局運営会社メディアセットはここ20年で最大の上げを演じた。フランスのビベンディがメディアセット株3%を取得し、最大20%買い増す可能性を示した。
原題:European Stocks Rise in Broad Rally as Investors CheerUniCredit(抜粋)

◎欧州債:イタリア国債が続伸-ウニクレディトが増資を計画

  13日の欧州債市場ではイタリア国債が続伸。同国最大の銀行である
ウニクレディトが発表した増資計画が好感され、イタリア資産が全体的
に買われている。
  イタリア10年債利回りは前日比9ベーシスポイント(bp、1bp
=0.01%)低下し1.90%となった。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは4bp下げ0.36%。
原題:Dow Heads for 20,000 as Fed Rate Hike Looms, Oil ExtendsGains(抜粋)
EUROPEAN WRAP-Stoxx 600 Rises as Investors Cheer UniCredit(抜
粋)

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