米銀ウェルズ・ファーゴは経営破綻時の事業整理計画「生前遺言」の再提出でも、金融システムに混乱を引き起こさずに事業を整理できると米監督当局を納得させられなかった。

  顧客の許可なく預金・クレジットカード口座を多数開設した問題の影響克服に努めている同行は、生前遺言の不合格で新たな挫折を味わうこととなった。さらに、ノンバンクの買収や海外子会社の設置を禁じられた。

  米連邦準備制度と連邦預金保険公社(FDIC)は13日、JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ(BofA)、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)については生前遺言の不備を修正できたと発表した。ウェルズ・ファーゴを含めた4行が前回提出した生前遺言は4月に不合格とされていた。

ウェルズ・ファーゴの支店(ニューヨーク)
ウェルズ・ファーゴの支店(ニューヨーク)
Photographer: John Taggart/Bloomberg

  監督当局はウェルズ・ファーゴに問題修正の新たな機会を与えると表明。ただ、来年3月31日までに修正できない場合は、ブローカーディーラーとノンバンク部門の資産に上限を課すとしている。米金融規制改革法(ドッド・フランク法)によれば、ウェルズ・ファーゴが向こう2年以内に承認を得られない場合は、当局から事業再編を強いられ得る。

原題:Wells Fargo Faces Restrictions After Second Living Will Failure(抜粋)

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