国際エネルギー機関(IEA)は、世界の石油市場が2017年上期に供給不足に転じるとの見通しを示した。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国による減産合意により供給過剰が解消すると見込まれる。

  IEAは13日公表の月報で、石油在庫は減産が実施される今後6カ月に1日当たり約60万バレル減少すると予想した。これまでは、来年末まで在庫減少はないとみていた。IEAによれば、減産合意に加わった非加盟国で最大の産油国であるロシアは合意した減産を段階的に実施する見込み。

  OPECが8年ぶりに減産で合意した11月30日以降、原油価格は16%余り上昇した。今月10日にはロシアやカザフスタンなどOPEC非加盟11カ国も減産に参加することで合意した。

  在庫減少はOPECが原油供給を合意した日量3270万バレル前後に減らし同水準を維持するのに十分な減産を実施した場合にのみ実現するとIEAは説明している。IEAによれば、11月のOPEC生産量は過去最高の日量3420万バレルだった。

  10日の協調減産合意を受けて、IEAは17年のOPEC非加盟国の生産の伸び見通しを日量22万バレルと、従来予想から半減させた。供給量は平均で日量5700万バレルとなる見込み。

  来年の世界石油需要見通しは日量10万バレル引き上げ、前年比130万バレル(1.4%)増の9760万バレルに達すると予想した。

原題:OPEC Deal Will Create Oil-Supply Deficit in First Half, IEA Says(抜粋)

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