イタリア最大の銀行、ウニクレディトはライツイシューによって130億ユーロ(約1兆6000億円)を調達する計画だ。資本増強と収益力向上のために資産売却とコスト削減も進める。

Jean-Pierre Mustier
Jean-Pierre Mustier
Photographer: Antoine Antoniol/Bloomberg

  13日の発表によると、同行は2019年の純利益47億ユーロと有形株主資本利益率(ROTE)9%超を目指す。3年間の事業計画の一環として6500人を追加削減し、年17億ユーロのコスト節減を目指す。

  計画は、普通株ティア1比率を19年までに12.5%超とする取り組みへの寄与が期待される。同比率は9月末時点で10.8%だった。16年は配当を行わず、その後は利益の20ー50%の株主還元を目標とする。

 ウニクレディトは最新の欧州ストレステストで、システムにとって重要な銀行としての最低要件を辛うじてクリア。財務基盤強化が急務だが、過去の買収に伴う複雑な会社構造がそれを困難にしている。

  組織をシンプルにして余剰資本を増やすため、資産運用事業のパイオニア・インベストメンツやポーランド部門のペカオ銀行を売却している。

  ジャンピエール・ムスティエ最高経営責任者(CEO)は「将来の収益力を高めるため過去の遺産である不良資産への対処を断行する」と説明した。

原題:UniCredit Plans $13.8 Billion Stock Sale to Bolster Capital (1)(抜粋)

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