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●日本株6日続伸、中国統計と根強い円安期待-NTTなど内需中心買い

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  東京株式相場は6営業日続伸。朝方は反落して始まったが、工業生産など中国経済統計の堅調や為替市場での根強い円安期待を背景に切り返した。情報・通信や医薬品、小売、建設株など内需セクター中心に買われ、通信では自社株買いが好感されたNTTの上げが目立った。

  TOPIXの終値は前日比8.82ポイント(0.6%)高の1540.25、日経平均株価は95円49銭(0.5%)高の1万9250円52銭。連日の年初来高値更新で、TOPIXは昨年12月30日以来、日経平均は同17日以来の水準を回復。

  しんきんアセットマネジメントの鈴木和仁シニアストラテジストは、「中国経済指標が堅調で買い安心感が広がったほか、トランプ米次期政権の人事も金融市場からみて安心感のあるメンバーで、期待が剥げる要素が見当たらない」と言う。相場格言の「押し目待ちに押し目なし」の状況で、下げそうで下げない相場が続く可能性があると予想した。

  東証1部の売買高は23億1300万株、売買代金は2兆8390億円。それぞれ前日に比べ22%、14%減少した。上昇銘柄数は1395、下落は493。東証1部33業種は医薬品、通信、石油・石炭製品、電気・ガス、小売、建設など22業種が上昇。その他製品や機械、保険、証券・商品先物取引、鉄鋼、銀行など11業種は下落。相対的に内需セクターの強さが顕著で、前日までの出遅れ感や米市場での電気通信、ヘルスケア株の堅調もプラス材料となった。

  売買代金上位では1500億円を上限に自社株買いを行うNTT、中期経営計画が好感された花王が高い。有機EL企業の子会社化で、液晶と有機ELを一体運営すると13日付の日本経済新聞朝刊が報じたジャパンディスプレイは大幅高。半面、空売り調査会社が売り推奨したSMC、アンハイザー・ブッシュ・インベブから東欧5カ国のビール事業を9000億円で買収すると日経新聞電子版で伝えられたアサヒグループホールディングスは安い。
  

●債券下落、日銀指し値オペ通知なしで-超長期ゾーンへの売り圧力続く

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  債券相場は下落。日本銀行が金利上昇を抑制する指し値オペの通知を見送ったことを受けて、売りが優勢となった。超長期債ゾーンへの売り圧力が継続し、新発20年債利回りは10カ月ぶり高水準を更新した。

  長期国債先物市場で中心限月2017年3月物は、前日比1銭安の150円03銭で開始。直後に150円19銭まで上昇したが、日銀金融調節でオペが通知されないと水準を切り下げ、149円81銭まで下落。結局149円82銭と、この日の安値圏で引けた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は、「取引の序盤は日銀の指し値オペ期待もあって、昨日のイブニングで売り過ぎた分の買い戻しや12月限が最終日ということでの買い戻しを誘発した形。その後は指し値オペがなかったこともあり、行って来いとなった」と説明した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.065%で開始し、いったん0.055%まで低下。その後は水準を切り上げ、0.08%と前日に付けた2月16日以来の高水準に並んだ。

  20年物の158回債利回りは一時1.5bp高い0.65%と、新発として2月以来の高水準を更新した。30年物の53回債利回りは0.5bp高い0.805%と、新発として3月以来の水準まで売られた。

●ドル・円は115円台前半、米金利上昇で小反発-FOMC見極めへ

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場は1ドル=115円台前半へ小反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にドル売りが先行したが、トランプ次期政権の財政拡張策への期待や米金利先高観が支えとなった。

  午後3時35分現在のドル・円は前日比0.2%高の115円27銭。前日は原油高を受けたリスク選好の動きや米金利の上昇を背景に一時116円12銭と約10カ月ぶりの水準までドル高・円安が進んだが、原油価格が急速に伸び悩み、米金利が低下に転じるとドル・円も反落。この日は朝方に114円74銭まで下げた後は下げ渋り、午後は米金利の反発を背景に115円40銭まで上昇する場面があった。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、「目先的にはFOMC前ということで短期勢中心とした利益確定の売りが上値を抑えている感じがするが、センチメントそのものは変わっていない」と指摘。FOMCについては、大きな材料にはなりにくいとみているが、「足元のセンチメントの障害にならないということが確認できれば、ドル・円はまた上がりやすくなるかも知れない」と語った。

  ユーロ・ドル相場はほぼ変わらずの1ユーロ=1.0633ドル。前日に1週間ぶり安値の1.0520ドルから1.06ドル台半ばまで値を戻し、その後もみ合いとなっている。
  

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