トランプ次期米大統領は、国務長官に米石油会社エクソンモービルのレックス・ティラーソン最高経営責任者(CEO)を指名する。ロシアのプーチン大統領との親交について懸念を表明している上院議員らとの間で、指名承認をめぐる攻防が繰り広げられそうだ。

  政権移行チームが国務長官人事について13日発表した声明の中で、トランプ次期大統領はティラーソン氏の国際的な事業経験を高く評価。ティラーソン氏は「国際企業を経営する方法を知っている。これは国務省をうまく運営するのに欠かせない資質だ。世界のリーダーとの関係において同氏の右に出る者はいない」と称賛した。

  ティラーソン氏は国際舞台における米国の信頼性回復に専念する考えを示した。「同盟を強化して国益を共有し、米国の国力と安全保障、主権の強化に力を入れる必要がある」と声明でコメントした。

  ティラーソン氏は来年3月にエクソンの定年である65歳に達する。指名が承認されれば初の石油会社出身の国務長官となる。プーチン大統領との親交は20年近くに及び、米大統領選挙にロシアがハッカー攻撃を通じて介入した疑いがもたれている中で争点になる。

  上院共和党ではジョン・マケイン議員(アリゾナ)やマルコ・ルビオ議員(フロリダ)がティラーソン氏のプーチン大統領との深い付き合いを問題視している。ワシントン・ポスト紙は9日、中央情報局(CIA)が議員らに、ロシア政府がトランプ氏を選挙で勝利させるために積極的に動いていたとの見方を伝えたと報じた。

原題:Trump Picks Exxon Mobil CEO Tillerson to Be Secretary of State(抜粋)
Trump Picks Exxon Mobil CEO Tillerson to Be Secretary of State(抜粋)

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