カジノを含めた統合型リゾートの整備を政府に促す法案 (IR推進法案)は13日、参院内閣委員会で質疑を行った。自民党は同日中の採決を目指しているが、委員長ポストを慎重審議を求めてきた民進党が握っており、朝の同委理事会でも結論は出なかった。今国会は14日に会期末を迎える。

  衆院内閣委では与野党対立の中、自民党の秋元司委員長が採決に踏み切ったが、参院内閣委員長は民進党の難波奨二氏が務めている。参院の委員長ポストを野党議員が握り、法案審議が進まなかった場合、与党議員が本会議に委員長による「中間報告」を求めた上で、採決に至った前例がある。最近では第1次安倍政権の2007年6月30日に採決された国家公務員法改正案は自民党議員が中間報告を求める動議を提出し、参院本会議での法案採決に持ち込んだ。

  民進党の野田佳彦事長は12日の記者会見で、カジノ法案を「中間報告」の手法を使って採決することについては「委員長を解任することと同じぐらい、むしろそれ以上に乱暴な国会運営につながる」とした上で、「あってはならない」と語った。蓮舫代表は8日の記者会見で、カジノ法案は「まずはいったん廃案にしてやり直すべきだ」と話している。

  野田氏は内閣不信任決議案を提出する可能性について問われ、「言及する段階ではまだない」と述べた。自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、内閣不信任案は「徹底的に否決」する考えを示した。

  法案は超党派の有志議員でつくる「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、通称・ カジノ議連)がまとめた。

  

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