理論上は、石油輸出国機構(OPEC)の原油減産合意により、世界の供給過剰のほぼ半分が半年以内に解消される計算だ。

  国際エネルギー機関(IEA)のデータを利用したブルームバーグの試算によれば、OPECと非加盟11カ国が10日に合意した協調減産が実施された場合、原油在庫は来年1-6月(上期)に日量約76万バレルのペースで減少する見通しだ。2014年以降に積み上がった原油在庫は過去最高水準に達している。このペースなら、減産が実施される予定の半年間で、OPECが解消を目指している供給過剰3億バレルのうち46%が達成される可能性がある。

  この目標が達成されるためには、OPEC加盟国およびロシアなど非加盟国による日量約180万バレルの減産が完全に順守される必要がある。これまでの減産合意は完全には達成されていない。

  来年上期に原油供給が日量76万バレル減少するには、OPECは同120万バレルの減産を完全に実行する必要があるが、減産合意への参加を免除されている加盟国のリビアとナイジェリアの生産増加というマイナス要因が予想されている。OPEC非加盟国についても、ロシアが徐々に生産を減らし、日量30万バレルを減産するという約束を完全に守ることが極めて重要になりそうだ。

原題:OPEC-Russia Deal Could Drain Almost Half the Global Oil Surplus(抜粋)

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