12日の米国債相場はほぼ変わらず。10年債利回りは一時、2014年以降で初めて2.5%を上回る場面があった。原油相場の上昇を受け、世界的な国債売りが勢い付いた。ただ、総額440億ドルの国債入札を受けて下げ渋った。

  サウジアラビアが一段の減産の用意があることを示唆したため、10年債利回りは一時、2014年9月以来の高水準となった。規模240億ドルの3年債入札では需要が09年以来の低水準。10年債入札では先月に記録した7年ぶり低水準から回復した。

 

  原油相場が1年5カ月ぶり高値を付けたため、長期債は当初、下落した。ドイツ10年債利回りは1月以来の高水準に近づいた。米金融当局は14日に利上げを実施するとみられ、欧州中央銀行(ECB)は先週、債券購入ペースを減速させる計画を発表。日本銀行は量的緩和の枠組みからシフトしつつあることを示唆している。

  バンク・オブ・モントリオールの金利取引部門のマネジングディレクター、クレイグ・コリンズ氏(ロンドン在勤)は「世界的に大規模な債券売りが出ている」と指摘。石油輸出国機構(OPEC)の減産合意発表以降の原油高が一段の売りを誘っており、欧州では「ECB会合が先週あった。これら全てがスティープ化につながっている」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前営業日比ほぼ変わらずの2.47%。

原題:Treasury 10-Year Yield Eclipses 2.5% Amid Global Bond Selloff(抜粋)
Treasury 10-Year Yield Falls From 2.5% After Dual Auction Slate(抜粋)

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