イングランド銀行(英中央銀行)の中立的スタンスへのシフトは、将来的な利上げの予兆だと大半のエコノミストがみている。中銀は先月、追加利下げ見通しを撤回した。

  物価上昇率が来年4-6月(第2四半期)にも目標の2%を超える可能性がある中で、ブルームバーグが調査した市場関係者の約3分の2がいずれはイングランド銀が利上げを行うと予想している。

  ただ15日の金融政策委員会(MPC)については、エコノミスト調査に参加した全員が政策金利を過去最低の0.25%に据え置くと予想。量的緩和(QE)プログラムも国債購入枠を4350億ポンド(約63兆6000億円)、社債については100億ポンドに維持するとみている。ポンド安に伴いインフレが加速する中で、カーニー総裁らは15日、景気支援とインフレ抑制のバランスを取るための新たな考察を示す見込みだ。

  インテーザ・サンパオロのミラノ在勤エコノミスト、アスマラ・ジャマレー氏は、イングランド銀による次の動きの方向とタイミングは、欧州連合(EU)離脱に向けた展開次第だと指摘。「今後1年は移行期で、金融環境は引き続き緩和的である必要がある。最初の利上げは2018年となるかもしれない。イングランド銀はインフレ率上昇を数カ月間受け入れる余裕はあるが、永遠というわけではない」と話した。

原題:Carney’s Next Rate Move Seen Higher as Inflation Patience Tested(抜粋)

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