欧州中央銀行(ECB)が先週発表した政策決定を受け、ユーロが対ドルでのパリティー(等価)に向けて下落するとの見通しが強まった。

  オプション価格はユーロが今後6カ月以内に1ユーロ=1ドルになる確率が約44%に上昇したことを示す。ECB政策委員会の前日に当たる7日は31%だった。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のポール・ロブソン氏らストラテジストは顧客向けリポートで、ECB発表はユーロの対ドル相場において弱気材料で、ユーロが1ドルに下落する「われわれの確信を強めた」と指摘した。

  三菱東京UFJ銀行のストラテジスト、デレク・ハルペニー氏はECBが「予想に比べてよりハト的」だったとし、ユーロの対ドルでの下振れリスクを強めているとコメント。2017年前半にユーロが対ドルでパリティー割れするとの同行の見通しを維持した。

  BNPパリバのスティーブン・セイウェル氏らストラテジストは新年にユーロ安・ドル高が進むと予想。短期的には値固めする公算が大きいようだとしているものの、17年1-3月(第1四半期)末までの目標を1ユーロ=1.04ドルとしている。

原題:ECB Delivering a Dovish Taper Reinforces Bets on Euro Parity(抜粋)

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