石油輸出国機構(OPEC)による原油減産に対し懐疑的な見方を示していた投資家らは、減産について最終合意が成された後に売りポジションを減らした。

  OPECが11月30日に原油減産で最終合意したことを受け、資産運用会社によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格下落を見込む売りポジションは、ここ約5年で最大の減少となった。最終合意を受けて原油先物価格は1年4カ月ぶりの高値に上昇し、一部の米シェールオイル生産会社は自社の生産分をヘッジした。ロシアなどOPEC非加盟国が10日、来年協調減産を実施することを約束し、サウジアラビアも予想を上回る減産の実施を示唆したことから、原油価格は週内に、さらに上昇すると予想される。

  シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は電話インタビューで、「OPECの減産決定への反応と、原油価格がさらに上昇するとの見方が背景にある。市場関係者が既に、原油市場がある程度均衡すると考えていることをこのデータは示している」と指摘した。

  資産運用会社によるWTIの先物とオプションの売りポジションは6日終了週に45%減って8万285枚となり、2011年3月以降で最大の減少率を示した。一方、買いポジションは4.6%増え、買越残高は43%増加した。

原題:OPEC Skeptics Flee as Output Cut Rockets Oil Past $50 a Barrel(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE