12日の東京外国為替市場で、ドル・円相場に思わぬ追い風が吹いている。ニューヨーク原油先物が、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国と非加盟国の減産表明を受けて大幅上昇したのを受けて、カナダドルが全面高となるのにつられる格好となっている。

  午前9時15分現在のドル・円は前週末比0.1%高の1ドル=115円42銭。一時は115円54銭と2月9日以来の高値を付けた。カナダドルは早朝から買い優勢の展開で、主要16通貨に対して全面高。対米ドルでは1ドル=1.3115カナダドルと10月20日以来の高値を付けている。

  OPECとロシアなど非加盟国は10日のウィーンでの閣僚会合で、非加盟国全体で日量55万8000バレルの減産で合意。ロシアは日量30万バレルの減産の公約を確認した。アジア時間12日の原油先物相場は大幅上昇。ニューヨーク原油先物の中心限月は一時1ドル=54.51ドルと7月以来の高値を付けた。

東シベリアの油田
東シベリアの油田
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

   
  三菱東京UFJ銀行金融市場部為替グループの野本尚宏調査役は、「週末のOPECと非加盟国の協調減産合意を受け、早朝からカナダドルが対ドルで買い優勢」と指摘。「ドルの高値警戒ということで考えれば、対円なり対ユーロなりでドルを買ってそのヘッジとして対カナダドルでドルを売るのも手かもしれない」と述べた。

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