9日の欧州株式相場は5営業日続伸。欧州中央銀行(ECB)の景気支援政策を好感し、指標のストックス欧州600指数は週間ベースで約2年ぶりの大幅高を記録した。

  ストックス600指数は前日比1%高の355.38で終了。ユーロ・ストックス50指数は約1年ぶりの高水準で引けた。2月安値からの上昇率は19.3%で、強気相場入りまで0.7%に接近した。

  一方、イタリアのFTSE・MBI指数はこの日0.7%下落。8日はECBが資産購入プログラムの調整で銀行の収益性が高まるとの期待から買いが入り、前日まで3日の上げ幅は7月以降最大となっていた。ストックス600指数を構成する銀行株も上げが止まったものの、週間ベースでは2011年以来の大きな上昇を記録した。

  製薬株と不動産株、メディア株の上げが目立った。一方、銀行株と鉱業株は値下がり。個別銘柄では英メディアのスカイが27%上昇し、上場来最大の上げを演じた。米21世紀フォックスに112億ポンドで身売りすることで暫定合意した。

  イタリア国民投票以降に欧州株相場は上昇したものの、新たな資金は流れ込んでいない。バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのリポートによれば、7日までの1週間は10億ドルの流出だった。

原題:European Stocks Rise for 5th Day in Biggest Rally Since 2015(抜粋)

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