トランプ次期米大統領がエアフォースワン(大統領専用機)の後継機費用が高すぎるとして米ボーイングを厳しく批判した同じ6日、サウスカロライナ州にある同社工場ではメカニックやエンジニアが最新鋭の「787-10ドリームライナー」の初号機の組み立てに取り組んでいた。

  ボーイングはドリームライナーの中で最長の胴体を備えた最新鋭の「10」によって、炭素繊維強化プラスチック製の航空機が金のなる木に変わることを期待している。これまでのところ「10」は製造期限と能力の目標値を達成しており、製造の遅れが常態化する業界では珍しいケースとなっている。問題は、市場の供給過剰で収益が圧迫されないかどうか、さらに同社にとって重要市場である中国との貿易摩擦がトランプ次期大統領によって生じ、受注減少をもたらさないかどうかだ。

  同社は過去十年間でつみ上がった787型機関連の繰り延べ費用275億ドル(約3兆1480億円)を一掃するため、その中心的役割を「10」に期待している。

Boeing 787-10.
Boeing 787-10.
Source: Boeing

  大統領選でトランプ氏が勝利して以降、ボーイングの株価はダウ工業株平均を上回るパフォーマンスを上げ、8日は前日比0.8%高の155.39ドルで終了した。

原題:Newest 787 Dreamliner Set to Take Off as Trump Roils Boeing (1)(抜粋)

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