ソフトバンクグループは1000億ドル(約11兆4000億円)の調達を目指すテクノロジーファンド、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の本社機能をロンドンのヘッジファンドが集中するメイフェア地区のオフィスに置くことを決めた。既に投資アドバイザーの採用を開始している。

  同ファンドは既にロンドンで指折りの一等地であるメイフェア地区のグローブナー街69番地にオフィスを開設。同オフィスはアートギャラリーに囲まれており、高級ブティックの集まる一角やバッキンガム宮殿も徒歩圏内にある。

  採用関連の事情に詳しい関係者によれば、ソフトバンクが10月に設立を発表した同ファンドはロンドンオフィスの人員として既に10人を採用、さらに今後数十人を雇う可能性がある。

ロンドンのメイフェア地区
ロンドンのメイフェア地区
Photographer: Matthew Lloyd/Bloomberg

  ソフトバンクの孫正義社長はトランプ次期米大統領と6日に会談、米国の新興企業への500億ドル投資を約束した。しかし孫社長が米国への関心を示したものの、ビジョン・ファンドの国際的な拠点はロンドンになる見込みだと、事情に詳しい関係者が語った。ソフトバンクは既にサンフランシスコにオフィスを開設している。

  ソフトバンクとサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が組んで設立した同ファンドは、ソフトバンクの戦略的財務責任者ラジーブ・ミスラ氏が主導する。孫社長が最近明らかにしたところでは、同ファンドは1000億ドルの調達に向け、残る300億ドルを確保するため現在協議中。
 
  ソフトバンクグループ・インターナショナルのジョナサン・バロック最高執行責任者(COO)と、アロック・サーマ最高財務責任者(CFO)が同ファンドのシニアアドバイザーに指名された。主としてロンドン在勤となる。

  メイフェア地区には高級ブランド店が多数立ち並ぶが、ヘッジファンドやファミリーオフィスも集まっている。テクノロジー企業が集積するロンドン東部の地域からは離れている。

原題:SoftBank’s $100 Billion Tech Fund Opens HQ in London’s Mayfair(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE