ヘッジファンド運用者のピエール・アンデュラン氏は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアによる原油の減産合意により原油価格は来年1-6月(上期)に1バレル=70ドルに上昇するとの見通しを示した。

  アンデュラン氏は、減産合意で在庫の大幅な減少が予想より早く起き、原油価格は上昇すると予想している。同氏は今年1-3月(第1四半期)の原油価格の20ドル台半ばへの下落とその後の回復を的確に予測した。投資家向け書簡によれば、同氏が運用するファンドの11月の運用成績はプラス6.1%で、1-11月はプラス14.4%。
  
  OPECは11月30日、原油生産を来年1月から日量120万バレル削減することで最終合意した。減産は2008年以来。OPEC非加盟国のロシアも同30万バレルの減産を約束した。アンデュラン氏は、現在の価格水準を考慮すれば、OPECは恐らく、さらに半年間減産が必要との見方を示した。同氏はアンデュラン・キャピタル・マネジメントの創業者で最高投資責任者(CIO)。

  アンデュラン氏は、OPECとロシアについて「石油業界は全体として十分に投資が削減されており、原油価格が十分に速いペースで戻らなければ、向こう数年間に原油100ドルの事態に直面する可能性があると認識している」と指摘。「今は大きな転機だ」と述べた。

原題:Oil Trader Andurand Sees OPEC Output Deal ‘Major Turning Point’(抜粋)

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