8日の新興市場では株価がこの1カ月で最大の上昇。欧州中央銀行(ECB)が債券購入プログラムの額を縮小したものの、追加刺激策の用意があることを示唆したことが手掛かり。

  • MSCI新興市場指数は1.4%高と、11月7日以来の大幅上昇。
  • ロシア株は主要な株式市場の中で最も大きく上げた。同国政府は原油生産で国内最大手、ロスネフチの株式110億ドル(約1兆2500億円)相当を売却した。
  • 新興市場通貨指数は0.2%高。ブラジル・レアルは上昇、トルコ・リラは下落。

  ECBは債券購入プログラムを4月から月600億ユーロ(約7兆2600億円)と、これまでの800億ユーロから減らした上で12月まで続けることを表明した。ECBのドラギ総裁は「テーパリング」は視野に入っていないと説明した。

市場関係者の反応

  アライアンスバーンスタイン(ニューヨーク)の運用担当者、シャマイラ・カーン氏は「ECBの声明は非常にオープンエンドで、今後必要になれば規模と期間を拡大する可能性を残した」と指摘。さらに「債券購入額は減らされるが、期間は延長される。市場がこのニュースを消化する中で短期的な影響はあるかもしれないが、全般的には新興市場のシナリオを狂わせることはないはずだ」と語った。

原題:Emerging-Market Stocks Rise on ECB Signals; Currencies Mixed(抜粋)

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